書籍詳細

子どもの力を引き出す 板書・ノート指導の基本とアイデア

岡本美穂=著

サイズ・頁数 B5判・128頁
ISBNコード 978-4-8163-5989-7
価格(税込) 1,870円
発行日 2016.02.12

内容紹介

小学校教諭を対象とした板書とノート指導を解説した一冊です。教師なら誰しも日々行う板書、ノート指導ですが、自分なりのやり方でいいのか、もっと子どもに伝わる書き方、指導法があるのではないかと感じている先生も多いはずです。本書では、具体例をカラー写真で掲載し、わかりやすく解説しました。

目次

序章 板書の役割とノート指導の関係 第1章 基礎講座

しっかり身につけておきたい板書の基本

01 しっかりとした、きれいな文字を書くための板書の書き方を確認しよう 02 守るべきルールはこれだ! 板書の掟 6ヶ条 03 低学年の板書は、正しく、大きく、ゆっくりと! 04 中学年の板書は、ルールを決めて、わかりやすく! 05 高学年の板書は、子どもの発言を取り入れながら進める! 第2章 実践講座

子どもが変わる板書 06 国語

板書は、子どもたちの文字のお手本正しい筆順で、丁寧に 「大きなかぶ」(1年生) 物語の板書で子どもの論理的思考をはぐくむ 「サーカスのライオン」(3年生) 物語の概要をまとめ、授業の流れがわかる板書に 「海のいのち」(5年生) 板書で子ども同士を交流させ、自分の考えを深めさせる 「ごんぎつね」(4年生)

07 算数 子どもに教える➡考えられるが低学年の算数の基本 「かけ算」(2年生) 子どもは、体験的な活動が大好き小さな「できた!」を積み重ねる 「角度・垂直・並行」(4年生) 道具の使い方は、将来の学習につながるキーワード 授業の続きをスムーズにする貼り物の使い方 「わり算」(4年生) ノートで子どもがアレンジできる板書をつくる 「面積・円周」(6年生)

08 理科 理科の板書の型で思考過程を振り返りやすくしよう 「こん虫」(3年生)

09 社会 絵や図を使って、イメージをクラスで共有する 「大阪府の土地の様子や人々のくらし」(4年生) 集めた情報を子ども一人ひとりが記録し、活用できる板書をつくる 「野菜づくりの工夫を知ろう」(5年生)

10 道徳 子どもたちの思いがつながる道徳の板書 「命の授業」(高学年)

11 生活 観察した内容を比べ、板書で考えを深める手助けを 「トマトの観察」(2年生)

12 連絡帳 学校と家庭をつなぐ連絡帳で書く力を鍛え、知識を積み重ねる 連絡帳(全学年)

13 学級会 板書で子どもたちとの出会いを演出する学級開き(4年生) 教師が学級活動を見守るために、黒板を使うルールを指導しよう 話し合い活動(4年生)



第3章

理論講座

感動を生み出すノート指導

01 ノート指導には子どもの心を大きく動かす力がある

02 教師の振り返りにつながる板書とノート指導の関係って?

03 キラッキラした子どもの姿であふれる! ノート指導で学級づくり

04 ノート指導で、子どもたち一人ひとりの学力を伸ばす

05 クラスを越えて、学年・学校を変えるノート指導



第4章

実践講座①

子どもを変えるノート指導

06 ノート指導のホップ・ステップ・ジャンプ! まずは「板書を正しく写す」ことを徹底

07 ノート指導のホップ・ステップ・ジャンプ! 次に「プラスαのメモする力」を鍛える

08 ノート指導のホップ・ステップ・ジャンプ! 最後に「ノートづくりの喜び」を教える

09 どの子もノートが書けるようになるためのノート指導の2つのポイント



第5章

実践講座②

子どもを羽ばたかせるノート指導

10 子どものやる気に火をつけて、自ら学ぶ姿勢を身につける

11 授業での振り返りを発展させて、新聞づくりにチャレンジしよう

12 ノートづくりを楽しむイベントで子どもたちのやる気を刺激する